超AI時代の就職戦略大全

元人事担当者が考える就職活動全般における戦略をつづります。

【内情公開】学歴フィルターの実情【元人事部】

連日暑い日が続いていますね。
あなたは体調崩していないですか?
たかさんです。
 
 
さて今回は学歴フィルターについて述べてみます。
 
最初に常套句として但し書きを入れます。
あくまでも私見です。
周りの話を聞いたうえでの推定になりますので一事が万事すべてがこうなっているというわけではないと思われます。
上記にご理解いただけない場合はそっとブラウザを閉じてください。。。
 
 
大抵の会社の人事部は数値目標があります。
すなわち、何名採用するか?です。
 
さらに言うと、各選考段階における集客人数やその性質などまで事細かく決めています。
 
具体的に言うと以下のような形になります
 
 
▼プロフィットセンター/経営からの要望
・全部で100名
∟セールス:30名、アナリスト:25名、総務:20名、プログラマー/開発者:20名、広報人事:5名
 
・資質の要望
∟短期間で辞めない。
∟地頭が良い。
∟素直。
 
 
▼人事部目標
・イベント集客1万人接触
・期間中の広告宣伝1万人接触
インターンシップ選考1000人
・理系大学院の推薦枠数名
・本エントリー総数3000名
・1次GD選考1500名
・2次グループ面接750名
・3次個別面接200名(ボーダーライン上の下位グループ)
・3次リクルーター面談50名(最終まであげて問題ないと考えている上位グループ)
・3次座談会50名(囲い込みのため即内定出したいグループ向け座談会)
・3次各段階から累計200名最終役員面接へ送り込み
・内定120名
・内定辞退20名
・内定式出席100名
 
 
・採用者の内訳(カッコ内は例えば関西なら)
∟東大一橋東工大(京大阪大):30名、早慶その他国公立(神大/大阪市立/大阪府立):50名、GMARCH関関同立):15名、その他大学:5名
 
これぐらいは普通に策定します。
駒かな人数調整はしますが、どこも実態的にはこのような形になるはずです。
 
 
▼学歴ってフィルターとして便利です。
ぶっちゃけ世界中どこ見てもほとんど学歴社会であると言えると考えています。
頭脳労働がメインの場合、学歴がない=学がない=思考能力に一定水準の保障がないとみなされます。
 
どの大学、あるいは大学院を出ているかでおおよその水準を判断できるのでこれだけ便利なシステムもないと思います。
 
よく考えてください。
内面をみるといっても何万もエントリーシートが送られてきたりするんですよ?
全員じっくり見ていたら1年終わります。
学歴もないし、書いてあることもよくわからないとなったら速攻でお祈りします。
時間の無駄ですから。
 
逆に言うと目につくエントリーシートは通すこともあります。
推すだけの理由があればもちろん採用したいですからね。
 
要するに学歴がないと面接突破出来ないではないですし、学歴があればどこでも突破できるでもないのです。
 
 
▼新卒は会社にとってびっくり玉手箱
はっきり言えばふたを開けてみないとわからない、ということにつきます。
これだけの期間、これだけの費用をかけてもあっさり辞めてしまうこともあるので、、、
 
 
さて、次回はもう少し掘り下げた話をしていきます。
それでは。