【大学受験】勉強に手がつかなくなった君にかける言葉
・浪人生活にピリオドを打つかどうか迷ったら読む話
幼稚園から大学院に至るまで都合7回ほど進学における受験を経験した私だが、大学受験ほどピリピリするものもないと、30を越えた今は思う。
また一方で、大学受験ほど楽な物もなかったのではないだろうかとも思う。
人事部にいると色々なものが見えてくる。
新卒一括採用というクソゲーを攻略することだけを考えると学歴ほど有利にかつコストパフォーマンスに優れたプラチナチケットはないとさえ思う。
18かそこらの若造に将来含めた意思決定が果たして出来るのだろうかという点でやるせない気持ちになることもあるのだが、
そこそこの進学校に通っていた場合は口うるさく言われてきただろうし、自業自得な面も正直なところかなりあるだろう。
世界のこれからを考えた時、あなたはいやおうなしにグローバルな競争に巻き込まれている。
世界の舞台の話を複数の国籍、Routesを持つ外国の方に伺うと如実に感じ入る。
中国やインド、アメリカといった国々で多少の社会システムならびに受験システムが違うとしてもそこはすでに過度な競争社会であることは変わりないのだ。
欧州圏、アジア圏においてもそうだ。
文字通り人生がかかっている国ですらあるのだ。
その意味でいうと日本はスーパーイージーモードだ。
学歴はあるに越したことはないし、思い描くルートに進むためには学歴が実質的に必須要件になることもあるのは事実だが、
正直なところ、マイルドヤンキー的な生活でよければ全く困らないというのが実情だ。
マイルドヤンキー的というと語弊あるかもしれないが、生きていくだけなら何かしらやることはあるし、くうに困らないぐらいはお金をもらえるのが今の日本社会だ。
社会システム基盤を作ってくれた先達に大いに感謝すべき点だ。
これらの前提を踏まえたうえで、君に今投げかける言葉があるとすると、それは一言のみである。
その努力は誰の何のためにしている努力なのかを今一度自分自身に投げかけることをおススメする。
志望する大学にいくことは君にどんな未来をもたらすのか今一度考えてみて欲しい。
君の進むルートにその道は必須なのだろううか。
必須なのだとすると今やらなくてはその道は完全に断たれるのだ。
今やらずしていつやるのかと。
君の進むルートにその道は必須なのだろうか。
必須ではないとするとそこまで頑張ってきたのはどんな思いからだったろうか。
その思いを達成するには今やらなくてはその道は完全に断たれるのだ。
今やらずしていつやるのだ。
そう、いずれにせよ精神論か論理的な帰結でやるしかないのだ。
やることが分からなければ先生に相談すべきだし。
やることが分かっているのにやっていないのであれば何か理由を付けてさぼっているだけなのですぐにやるべきである。
2年間浪人して箸にも棒にもかからない微妙な文系大学に進学してしまった私ですら、紆余曲折経て1部上場企業にいるのだ。
そう心配することはない。 はっきりと言えば仕事も一緒だ。 やりたくもないけど必要なことはいくらでもある ただ、いつか誰かのために必要だからその仕事は存在しているのだと思うべきなのだ。 単純に工数がかかるから嫌というのであればそれは改善を自ら行っていくしかないのだ。 会社は上司は、バックオフィスはあなたの母親ではないし、あなた以外にあなた自身の未来に責任を持ってくれる人などいないのだ。
ああだこうだ言う前に1語でも多く知識を武器にしよう。
受験生に幸あれ。